Aura linear classicsがスタートします
創業35周年を記念し企画製作されたインテグレーテッド・アンプVA 40 rebirthで復活を遂げたAuraが新しいレギュラー・シリーズをスタートさせます。linear classicsは、Auraブランドのコンセプトであるシンプル&ミニマリズムを継承し、そこに高い品質感をプラスした製品造りを目指しています。初めての製品となるパワー・アンプLCP-1の後に控えるプリ/ヘッドフォン・アンプ、そしてVA 40 rebirthの後継となるインテグレーテッド・アンプそれぞれのモデルが、英国生まれのオーラデザインの流儀に沿ったもので、高さ55mm 幅430mmのパネルフェイスに変更を加えることなく、シンプルなファンクションと鮮度豊かなサウンド・クオリティをお届けします。リニア電源とアナログに拘ったアンプの設計製造は日本国内で行われ、世界に名だたる燕三条の精度高い金属加工はlinear classicsの魅力のひとつになっています。ピュア・アナログ・デザインともにある美しいビジュアルは、未来にわたってその価値を継続させる予感に満ち溢れています。

伝統的な美点を活かしたパワー・アンプ
VA 40 rebirth で採用した MOSFET を取り付けた大型ヒートシンクを上部に配し、その下 にメイン基板を上下逆向きにロッドで支えるという手の込んだ手法は、熱管理においてパ ワー・デバイスの能力を最大限に発揮するユニークな構造として注目を集めました。LCP 1 は低能率スピーカーにも対応するドライブ能力を得るため大型のパワー・デバイスを採用 するにあたり、その画期的なクーリング・システムをさらに進化させました。リッドの半分 以上の面積を大型ヒートシンクとして機能させることで放熱効果を高め、さらにL/Rのパ ワー・デバイス干渉緩和のためにヒートシンク間にスリットを設けセパレーションを向上 させています。LCP-1 はシングル・プッシュプルならではの反応の良さとローレベルのリ ニアリティを大切にしながら、高いパワー・ハンドリング性能を有したパワー・アンプとし て開発されました。
●アップグレードしたパワー・デバイス
出力段のMOSFETのシングル・プッシュプル構成はAuraのアイデンティティと言っても 過言ではありません。LCP1 に採用された MOSFET は EXICON 製 EXW20N20 / ECW20P20のコンビネーション。VA 40 rebirthに採用されたデバイスと比べ、定格電流に 余裕を持たせ出力アップとBTL接続へ余裕ある対応が可能になりました。
●カスタム・メイドの扁平トロイダル・トランスを採用した電源部
Aura 製アンプの特長のひとつが音質に優れるリニア電源の採用です。LCP 1 には高さ 55mmの筐体に収まる超薄型トロイダル・トランスがカスタム・メイドされました。丁寧に 巻かれたこの高品質トランスは、振動鳴きが発生することはほとんどありません。シング ル・パワー・デバイスで十分な出力を得るために、トランスを始めとした電源部に使われる コンデンサ、出力リレーに大容量タイプを選定し余裕あるドライバビリティを得ています。

●高品質パーツの採用
VISHAYの金属皮膜抵抗、NICHIKON MUSEシリーズのハイグレード・コンデンサ、金クラッド接点リレーなど、
オリジナル・モデルを新たなステージへとアップデートする高品位パーツの数々が組み込まれています。
●●発展性を考慮した機能
LCP 1はBTL接続によるモノラル・パワー・アンプ使用が可能です。また今後リリース予定のLCC 1プリ/ヘッドフォン・アンプとの組み合わせを想定したトリガー接続端子を備えており、専用ケーブル接続で電源ON/OFFの連動が可能です。
Aura LCP 1
□形式:ステレオ・パワー・アンプ□入力端子:RCA ×1、XLR ×1□出力:75W+75W (8Ω 定格) 150W (BTL接続によるモノラル・パワー・アンプ使用時) □入力感度:1.2V□入力インピーダンス:100kΩ□周波数特性:20Hz~20kH±1dB□歪率:0.06%以下(LINE 8Ω 1kHz)□消費電力:100W(最大W)□サイズ:W430×H71×D332 mm□重量:8.2kg
2025年7月末リリース開始予定