完璧なインシュレーションの1つの理想型。NF-2404 (RCA/XLR)はインアクースティックが到達したイノベーティブなケーブル・デザイン「エアー・ヘリックス・ストラクチャー (Air Helix Structure)」を採用した、新たなリファレンス・インターコネクトケーブルです。
正確でブレのない中空螺旋のケーブル構造
「エアー・ヘリックス・ストラクチャー (Air Helix Structure)」は特殊なケーブルクリップをつなぎ合わせて制作する手法を用いています。NF-2404の大きな特徴は、これまで他のケーブルがなし得なかったピュアで理想的な空気絶縁を実現している点に尽きます。ケーブル内に配置される2つの導体は、複数のケーブルクリップを数珠つなぎとして行く過程で、一定の感覚を保ったまま螺旋状に配置される設計となっています。2つの導体は完全に中空に浮かされた状態、かつ完璧に一定の長さで末端から末端まで到達します。これにより、NF-1603で採用されていたハイスピード・ウェーブ・ガイドを超えるスーパー・スピード・ウェーブ・ガイドを実現しました。また、軽くフレキシブルな取り回しの良さも同時に兼ね備えています。
ケーブルの制作工程は、以下の動画でも解説しております。ぜひご覧下さい。
特殊ラッカーコーティング導体の採用
インアクースティックのリファレンスシリーズにはすべて「ハイ・スピード・シグナル・コンダクター (High Speed Signal Conductor)」と名付けられた導体が採用されています(図:下)。この導体は一本一本に独自のラッカーコーティング処理を施した高純度の銅線から構成され、通常の導体に比べて各銅線を流れる信号の到達速度の均一化を計り、驚異的なレベルにまでインダクタンスを抑制する効果があります。
GAP Ⅱ RCA プラグ
インアクースティックのリファレンスシリーズに採用されるGAP Ⅱプラグは、機器間の伝送において、左右差のない対称のコネクションを実現します。2ピースのアース・リングにより、このRCAプラグはXLRプラグのように3つの信号接点を持っています。接続時にマイナスの信号に混じり込んだ不要な信号を、ターミナルプラグの時点で分離、ケーブル内での伝送時に取り除く構造となっています。(図における緑の信号:不要な信号)