ステラボックスとターレスのコラボレーションが生み出した歴史的フォノアンプ
THALES Tonarm Magnifier(マグニファイア)は、Stephan Schertler(ステファン・シャートナー)氏率いるStellavox社と共同開発されたMCフォノ・プリアンプです。2系統のMCフォノ・ステージは、入力信号を忠実に再現するためのクラスA動作と、時間歪みゼロを目指した独自のゼロ・フィードバック回路を特徴としています。抜けの良い開放的な再生音のためにRIAAはアンアンレス・インダクターを採用。メイン信号経路にコンデンサを使用しないピュアDCアンプは、入力から出力まで完全バランス構成で設計されています。堅牢なアルミニウム削り出しのハウジング。別筐体としたセパレート電源の採用。
そのいずれもがアナログ再生にとって最高の手法を選択しています。
■Fully balanced structure from IN to OUT (完全バランス構成)
私たちはプロ用レコーディング機器だけでなく、ハイエンドの分野でも必須のものと考えています。
■Best components possible (最高の部品)
私たちはTHALES MAGNIFIERのような高価な機器では当然のことであり、特に強調する必要はないと考えています。
■Fully DC-amplifiers from IN to OUT (INからOUTまでのフルDCアンプ)
他のオーディオ機器からのDCをブロックするコンデンサーを除けば、信号経路にはコンデンサーはありません。THALES MAGNIFIERの内部に見えるフォイル・コンデンサー全て、オーディオ信号に関与していません。これらはアクティブ・レール・フィルターで、DCサーボの時間積分を処理し動作点を制御しています。このようなDCアーキテクチャーはユニークではないかもしれませんが、DC内のすべての機能を接続するのが難しいため、このようなケースは非常に稀です。その利点は歪みが少なく、全帯域にわたって位相がずれないことです。
□タイム-ディストーション(時間歪み)ゼロのためのフル・オープン・ループ回路(ネガティブ・フィードバック無し)
□アイアンレス・インダクターによるRIAAイコライジングにより、全帯域でフルヘッドルームを実現
□メイン信号経路にコンデンサーを使用しないピュアDCアンプ
□入力から出力までの完全バランス信号フロー
□セパレート電源
□アルミ削り出しハウジング
■妥協のないプリアンプ・セクション
256ステップのリレー・アッテネータで行う音量調整が、このオプションの本気度をうかがわせます。バイパスを解除することでMagnifierはシステム全体のコントロール・センターとして機能します。2系統の出力(XLR / RCA)は完全に独立して使用できるので、一方をパワーアンプへ、もう一方をレコーダーやプリアンプ、ヘッドフォンアンプに接続することが可能です。THALESはこのコンセプトをこれは「PHONO STAGE PLUS」と呼んでいます。プリアンプ・セクションにはシングルとバランスのライン入力が備えられています。
Specification
THALES Tonarm Magnifier
S/N比:82dB以下
全高調波歪(nominal gain):-46dB@1kHz
フォノ・カーブ:RIAA±0.25dB
消費電力:50W
MC入力ロード・インピーダンス:100Ω/250Ω/600Ω/1200Ω
フォノ・ゲイン切り替え:Low 54dB / Nominal 60dB / High 66dB
アウトプット・ゲイン:Reference 0dB / max.Volume +12dB
フォノ入力(MC):balanced RCA ×2
ライン入力:XLR ×1 Single-ended RCA ×1
ライン出力:balanced XLR ×1 Single-ended RCA ×1
ボリューム:バリアブル / バイパス設定 ※XLR RCA各出力切り替え可能
リモコン付属 ※ボリューム調整のみ
サイズ:〇本体W435×D350×H90mm 〇電源部W140×D330×H67mm
ウェイト:〇本体15.2kg 〇電源部3.8kg
価格:(税込)\7,000,000 \7,700,000(税別)