ML-1
ミュンヘンショーで来場者を釘付けにしたマグレヴ オーディオ
旧ユーゴスラビアの国のひとつ小国スロベニアの首都リュブリャナから発信される奇跡のターンテーブルがいよいよリリースされます。
MAG LEV AUDIOは、2016年9月にプロト・タイプを製作して以来、いくつもの技術的なハードルを乗り越え、遂にアナログ・ターンテーブルにおいて実用可能な磁気浮上プラッター・システムを完成させました。
MAG LEVとはマグネティック・レヴィテーションの略で、一般的に磁気浮上鉄道いわゆるリニアモーターカーを指します。ML-1はこの原理を応用した初のアナログ・ターンテーブルとして誕生しました。
特許技術を取得したマグネティック・コイル・ドライブ
マグネットを内蔵するABS樹脂とグラスファイバーで造られたプラッターの重量は2.2kg。
このプラッターを本体に仕込まれた6個のマグネティック・コイルが浮上させます。
回転軸に接点を持たないターンテーブルは過去に存在しませんでした。
そのアドバンテージは回転に対する摩擦がないということです。
さらにマグネティック・コイルのON/OFFで回転力を得るマグネティック・コイル・ドライブはモーターを必要としません。
空中に浮いた状態で回転するプラッターに置かれたレコード盤は、摩擦や振動など全ての干渉から開放されたことを意味しています。
簡単操作を可能にしたユーザー・フレンドリー設計
MAG LEV AUDIOはML-1が技術先行の難解な製品とならないために、ユーザー・フレンドリーなセットアップとオペレーション環境を目指しました。
出荷時にあらかじめ取り付けられたトーンアームはPro-Ject製9cc。
このカーボンファイバー製のトーンアームにortofon製OM-10が装着されています。
誰もが簡単に取り扱えるように、シンプルなスイッチによる直感的な操作性、そして演奏終了後は内蔵されたセンサーが行うオートリフトアップ機構により、トーンアームは自動的にレコード盤から上昇するセミオート・オペレーションを提供しています。
また突然の停電などのトラブルに対応するバッテリー機構を備えており、プラッターを支えるサポート・バーが上昇作動を終えるまで電源が切れることはありません。
ML-1 setup video
Specification
形式:マグネティック・レヴィテーション セミオートプレーヤー
駆動方式:マグネティック・コイルドライブ
回転スピード:33-1/3 RPM, 45 RPM
ターンテーブルプラッター:マグネット内蔵 ABS 樹脂グラスファイバー
ワウフラッター: 0,17%以下
SN 比:-73dB
動作温度:35°C
重量:9,8 kg
パッケージ重量:12,2 kg
トーンアームモデル:Pro-Ject 9cc
カートリッジ:ortofon OM 10
□価格オープン
備考:ダストカバー別売 ¥33,000/¥36,300(税込)